特許庁から小売商標登録証が届きました

どうも、同人結社創作信仰鬼姫狂総本部 代表の秋元惟史(作家名義・民富田智明)です。

先日アマゾンで注文した海外製の格安ワイヤレスマイクシステムとオーディオミキサーが、今日の午前中に届きました。
記事作成中に日付が変わったので、もう昨日のことですか。

早速、中身を出して、パソコンのオーディオインターフェースやカメラにつないで自分の声を吹き込んで動作確認を行ったところ、正常に動きました。
パソコンのすぐ近くで音取りをしたので、パソコンの作動音をそのまま拾ってかなりのノイズが出ましたが、動作そのものに問題はありません。
音響の扱いはど素人なため、正直なところ映像の撮影以上に手探りの試行錯誤が必要なので、ノイズ対策は要勉強です。

実際の映画撮影現場において、カメラワークの都合上、ワイヤレスマイクシステムとミキサーを設置した拠点から離れた場所にカメラを移動させたり、マイクを移動させたりする必要があるので、これとは別にミキサー=カメラ用とミキサー=マイク用の延長ケーブルを調達する必要があります。

撮影許可がとりにくいような場所など、腰を落ち着けてじっくりとやれない状況では手際の良さを優先してカメラと三脚のみで押し通すことになりますが、即時性を重視する報道映像ではないので、基本的には丁寧に進めていくのが大事です。

 

さて、特許庁から商標登録証書が二通届きました。

一か月前に登録査定をもらって登録料を払い込んだ、鬼姫狂総本部の紋章と屋号に付随する小売商標の登録証です。
鬼姫狂総本部の紋章と屋号の下で、キャラクタービジネスを展開する上で必要となってくるであろう指定商品に関して、根こそぎ独占権として掌握しました。
これで、日本国内において、制作販売実績はともかくとして、「鬼神童女遊侠伝」シリーズを、法律上は「プリキュア」に匹敵するスーパーヒロインに育てていくための根拠が成立します。
鬼姫狂ブランドとして、第三者に正式な形でビジネスライセンスを発行し、ロイヤリティを受け取ることができる絶対的な立場となります。

キャラクタービジネスを展開するといっても、私一人ではできないことの方が多いです。
食品や衣類、雑貨、工芸品などの分野は、それを専門にしている人がキャラクター商品のラインナップとして企画開発する方が合理的なので、キャラクターを好きになってくれるならば、積極的にライセンスを発行します。

「鬼神童女遊侠伝」シリーズは、現代の民俗信仰及び民間伝承として確立することを目指すものなので、「民間の主体的な発意による参加」が重視されます。
初期費用と年会費はかかりますし、制作費も自己負担ですが、その代わり売上の6割から7割を取り分にできます。
売れなければ一銭にもならない成果主義である分、売れたときの見返りは大きいのです。

一定のルールさえ守っていれば、誰に口出しされることもなく好きに商品開発をすることができる、そういう日本一自由なキャラクタービジネスを確立するには、独占排他権を掌握する元締めになるのが重要です。

ひきこもりでもニートでも不登校でも、「その気」さえあれば初期費用1万円と年会費5,000円で、何でも作って売ることができる、コンビニのフランチャイズや楽天の出店よりもはるかに敷居の低い独立の道しるべが、鬼姫狂総本部の創作師制度なのです。

宅配弁当開発をしてもいいし、レトルト・インスタント食品開発をしてもいいし、缶詰瓶詰開発をしてもいいし、土産菓子開発をしてもいいし、玩具開発をしてもいいし、化粧品・衛生用品開発をしてもいいし、何をやってもいいのです。

ものづくりの発祥は、百姓が農作業の合間にやってきた家内制手工業です。
なんでも工場に発注をかけて大量生産しなければいけない理由などなく、手作り品の制作販売から始めたっていいわけです。
自家生産が十分に可能な商品だって、色々あるはずなのです。

私は原作者として基幹作品を生み出す活動をする手前、映像紙芝居や実写映画、絵本の制作が中心になりますが、グッズ開発も長期計画のもと進めていくつもりです。
一番実現したいのはご当地飲料「霊泉鬼姫山」を商品化することですが、その説得力として、「鬼の姫」に専門特化した独占市場の確立と創作活動の継続が必要なのです。

会員制キャラクタービジネスの仕組みそのものは、心理学科時代には構想を練り始め、モール型コンテンツ販売システムとアフィリエイトシステムを買い付け、何年も前から実用化の準備をし続けていましたが、権利化が追い付いていませんでした。

積極的に会員勧誘に動けなかったのは、この権利化が未完成の状況で、ライセンス契約に対する法的根拠が著作権のみだと弱かったからです。

しかし、これで、ようやく正真正銘の独占市場を確立するための基礎工事が終わりました。

基礎工事なしに城は建ちません。

ここから、本当の城作りが始まるのです。

映画撮影のためのワイヤレスマイクセットとオーディオミキサーを注文しました

どうも、同人結社創作信仰鬼姫狂総本部 代表の秋元惟史(作家名義・民富田智明)です。

実写映画版「鬼神童女遊侠伝」シリーズの実現のために、本格的かつ必要最低限の映像音響機材を調達しています。

ちゃんとした「映画」と呼べるものを生み出すためには、それなりの環境を整えることが何よりも重要になってきますので、「資金余力の範囲内」で設備投資には力を入れています。

で、自主映画といってもピンからキリまであるのですが、単なる自己満足の趣味で終わらせるのではなく、少しでも商業映画の土俵に近づきたいので、低予算でありながらも効率化に寄与できるように、とどめとなる機材を注文しました。

一つ目は、現場での映像確認がやりやすくなる7インチのフィールドモニターです。

カメラのファインダーをのぞくのは目が疲れますし、カメラに搭載されている液晶は小さいので、直感的で迅速な操作には向いていません。
そこで、映画の現場ではカメラの上に外付けするフィールドモニターをよく使うのですが、国産のモニターは高価で手が出ないので、諦めるしかないかと思っていました。
すると、アマゾンだけで流通している中国の映像機器メーカーから格安のモニターが見つかりまして、これならば買えると思い、注文しました。

バッテリーとACアダプターが同梱されていなくて個別に汎用品を買い足さなければいけなかったので、そこは不便でしたが、まあ中国製の格安機材なので、文句はないです。
ACアダプターは使わないと思うので、対応バッテリーと充電器を追加で注文しました。

格安の中国製なので、やや不安もあったのですが、カメラにつなげたら鮮明に映っています。
ただ、カメラに取り付けるシューマウントが不安定で怖かったり、HDMIケーブルがカメラ側のサイズに適合していなかったりという問題もあり、この部品だけはモニター到着後に別途買い足しました。

 

二つ目は、100メートルの距離でも鮮明に音声を拾うことができる無線式のワイヤレスピンマイクのセットです。

映画の撮影では通常ケーブルを引っ張った有線式のガンマイクを使いますが、状況によってはガンマイクを使えない時もあります。
役者が離れていてケーブルを引っ張るのに大変だったり、引き画のためにどうしてもマイクが写り込まざるを得なかったり、部屋が狭すぎてマイクを置く隙間がなかったり。
カメラ搭載のマイクだと目的以外の周囲の音も拾いやすいので、ピンポイントに役者のセリフを拾いたい場合は、このワイヤレスピンマイクが活用できます。
テレビのアナウンサーやコメンテーターがよく胸につけている、小さいあれです。

こんな小さなマイクでも、業務用のソニー純正品は非常に高価(最低10万~20万円くらい)で手が出ないですし、オーディオテクニカのも一式そろえると10万円くらいなのでなかなか手が出ないです。

しかし、フィールドモニター同様、アマゾンのみで流通している謎の海外製ワイヤレスマイクセットが見つかりまして、なんとマイクレシーバー4本組のアルミケース付きで26,999円でした。
ソニー純正が10万円単位なのを考えると、4本マイクでケースがついて3万円もしないのは安いです。

映画撮影の現場を想定したものではないので、受信機が大きなデッキ型になっており、カメラに直接搭載することはできません。
カメラの脇で折り畳み式の台を設営して平置きすることになるでしょう。
その一手間をかける必要はありますが、ワイヤレスマイク4本が使えるとなるとかなり便利ですので、今日、新しく注文しました。

三つ目は、8チャンネル同時入力が可能なオーディオミキサーです。

これまた、よくわからない海外製の格安なものです。
ワイヤレスマイクセットが4本なので、受信機から4チャンネルの音声を同時出力できます。
これに、有線式のガンマイク2本を組み合わせて音撮りをする場合、最低6チャンネルの入力が必要になります。
それを、2チャンネルのステレオに振り分けてカメラ側のレコーダーに出力するには、複数のマイクとレコーダーの間にミキサーを置く必要があります。
映画撮影は、映像よりもむしろ音のほうが重要とされていて、カメラ搭載のマイクのみだと限界が出てくるので、外付けのマイクを使い分けるためにミキサーを用意するのを推す人は多いようです。

とはいえ、音響の専門家でもない限り、あまりにも高価なミキサーには手が出ないですし、実際の性能差は、一般人はあまり意識しないものなのではないかと考えていました。
最低限、使えりゃいいという感じで。

そのため、入門機として、最低限音声の入出力がしっかりしていれば文句はないので、格安の海外製にバッグをつけて注文しました。
ミキサー本体で13,699円でした。
ヤマハなどのちゃんとしたメーカーだと、同一8チャンネルのミキサーだと、8万円とか10万円とかします。
カメラ以外の道具にはできるだけお金をかけたくないので、機能的に必要十分であれば、聞いたことのない海外製の格安品でも良いのです。
使えりゃいい、という発想です。

今時、そうそう簡単に壊れないと思いますし。

これで、ワイヤレスマイクのセットとそれをつなげるためのミキサーもそろいますので、機材集めは完結します。

来月末が支払いなので、旅行の積み立てなどの余剰資金をそちらに割り振らなければいけませんが、機材は買うときは高くついても壊れない限り何年も使い倒せるので、悔いはないお金の使い方です。

こういう時のために、余計な浪費をしないで計画的に貯金しているのですから。

人生のための投資こそ、何よりも一番大事なお金の使い道なのです。

 

役者集めに突入します

どうも、同人結社創作信仰鬼姫狂総本部 代表の秋元惟史(作家名義・民富田智明)です。

実写映画版「鬼神童女遊侠伝」の実現に向けて撮影機材一式を調達し、脚本執筆を進めています。

脚本を進めつつも、本格的に役者集めの段階に入っていこうと思います。

 

役者集めとはいっても、何のつてもない私にとって一番難儀な部分なのです。

お金に物を言わせてジャニーズやAKBを引っ張ってこれるような立場ではないですし、どこぞの聞いたことすらない無名芸能事務所ですら、個人資本の自主映画には厳しいというのが現実です。
大学や専門学校のようなしかるべきバックアップがない限り、芸能事務所から役者を呼んでくるというのは難しいとされています。

しかし、今はインターネットの時代なので、いまだ誰にも注目されていない役者の卵は見つかると考えています。

すでにどこかの事務所に所属している役者を呼んでくるのではなく、役者になりたい素人を発掘して、直属の役者としてゼロから稽古をしていくほうが、結果的に長く活用できる人脈になっていくと思います。

制作者自身が主宰する俳優養成の仕組みを確立してしまえば、外部の芸能事務所に頼ることなく自前で人材確保ができます。
直属の俳優なので、芸能事務所に圧力をかけられることなく、現場での主導権が保てます。

そういうことで、鬼姫狂総本部として正式に俳優養成機能を立ち上げようと思い、「映像武術研究会」と命名しました。
「研究会」としたのは、師匠と弟子の関係ではなく、対等に学び合う仲間であることを強調するためです。

都内の俳優養成所に入ったところで、芸能事務所に入れるとは限りませんし、メインキャストになれるとは限りませんし、その先の道は保証されていません。
ほとんどの役者さんは、ろくすっぽまともな役はもらえず、もらえても名前の出ないエキストラばかりというのが本当のところです。
なので、たとえ安いギャラだったとしてもメインキャストになれれば名前を売り出す可能性もあるということで、劇団系の役者さんは自主映画にも積極的に参加したりするそうです。
ならば、「鬼神童女遊侠伝」シリーズに出演することが前提となっている俳優養成機能は、現場に直結するため、役者志望の人にとってもとても合理的なのです。

撮影の中心となるヒロインとスーツアクターによるアクションチームなので、重要度の高い役を演じられます。

妖怪退治物なので、スーツアクターがいないと何もできません。
着ぐるみで暴れる役なので、顔出しとの二役でもない限り役者さんの顔は画面に出ませんが、名前は大々的に載ります。

演技派ぶりたい人は別の人がやってる地味な青春自主映画に出ればいいので、とにかくアクション映画が好きな人、アクションスターを目指している人の参加をお待ちしております。

 

あと、鶴ヶ島のカインズホームでカメラとライトをひとまとめに持ち運びできるように、プラスチックボックスを買いました。
照明用のLEDライトがもうひとつ入るボックスなので、買い足してライト3灯常備を検討しています。
そうすれば、低予算映画の機材としては完璧です。


三脚類をひとまとめで入れられるボックスはないのかなと探したのですが、どうも長さが足りないものばかりなので、ボックスは諦めました。
100㎝以上の大きい長めのバッグがあれば、それを三脚用に調達しようと思います。

映画制作って、お金の面で妥協の連続ではありますが、安易に妥協しすぎても完成度が同時に低くなってしまいます。
そのあたりのせめぎ合いが、映像作家の葛藤の一番大きい部分です。

「時代劇やりたいのなら、実写版で現代劇に切り替えるような妥協なんかしないで、舞台の演劇でもやればいいじゃない。ロケやセットの都合なんか考慮する必要ないのだから」という自問自答も繰り返しました。
けれども、私は映画少年なので、創りたいのは映画だし、見たいのも映画なのです。
せっかく生身の役者さんを集めるのなら、舞台ではなく映画がやりたいのです。

学芸会では劇をやるのが好きだったし、大学で人形劇団にいたこともありますが、自分でチケットを買って舞台を見に行ったことなど、合宿で団体参加した「いいだ人形劇フェスタ」以外にはありません。
今時、一般人の感覚も同じじゃないでしょうか。
映画は見に行っても、劇団の公演なんて、ほとんど見に行きませんよね。

だから、商業的面で見ても、挑戦するべきは映画なのです。

いつかは実写映画でちゃんとした時代劇としてやってみたいですが、今の自分ではできないことなので、現代劇として成立させればいいのだと割り切っています。
大昔から連綿と続く民間伝承を描くのですから、時間軸は現在、過去、未来、何でも構わないのです。

ならば、ロケやセットの都合を勘案すれば、現代劇として実写映画をやるのが賢明なのです。

「鬼神童女遊侠伝」シリーズは、そのような臨機応変に対応できる多様性があるのです。

 

世界観を掘り下げ、「少年少女との一期一会の交流」にテーマを絞り込み、基本フォーマットを確立させ、機材もそろえました。

あとは、人です。
人を集めるだけです。

演じてくれる人がいないと何もできないのが映画制作なのです。

照明機材が届きました

どうも、同人結社創作信仰鬼姫狂総本部 代表の秋元惟史(作家名義・民富田智明)です。

今日の午前中、アマゾンで注文した中国の照明機材メーカーNEWWERの機材一式が届きました。

さっそく、開封して試しにセッティングしてみました。

ライト自体の効果を確かめるために、窓のカーテンを閉めて、赤色灯による夕方の密室のような空間を作ってみたところ、写真のようになりました。

私は映像学科時代、技術系に進まずに理論・創作系に進んで脚本を専攻していたので、照明の方法論がまだまだ理解できていないのですが、とりあえず、直接照明と間接照明をカメラ後方から当てた場合の見え方を実際に見てみました。

レフ板アームが思いのほか使いにくかったですが、使えないほどでもないです。
中国製の安物なので、過度の期待はしていませんでしたし。
低予算映画の現場ですから、要は、使えりゃいいのです。

写真1~3 機材セッティングの様子
写真4 カメラ越しの画面の見え方(実際にはもっと明るく夕陽色に写っています。)

写真を撮ったデジカメがフルオートのアマチュア向けなので、勝手にフラッシュがかかったり、フラッシュオフにするとピンボケしたりするので、正確に撮影環境を再現しているとはいえません。
手軽さならばアマチュア用のフルオートデジカメで構わないのですが、写真としての表現性という意味ではマニュアル操作の一眼レフ一択なので、ちゃんとしたスチールカメラが欲しいところです。
旅行の時も、夕方や暗がりだとしっかり撮れないので、露出と絞りを調整できないのは結構不便なのです。

さて、これで、本格的なデジタルシネマ制作のための最低限の必要機材がそろいました。
それなりにお金はかかりましたけど、機材は、壊れない限りは長く使える武器になるので、5~10年くらいのスパンで考えれば安いものです。

あとは、機材面では、スタンドやライトやケーブル類をひとまとめにしまうための箱と、運搬用の台車がほしいですね。
現場では、役者さんにも荷物運びを手伝ってもらいますが、基本的には裏方は私一人なので、機材車兼劇用車である私の自家用車から機材や小道具や衣装を搬出搬入するのは私の役目です。
箱と台車があれば、現場での展開と撤収が効率化できます。

カメラは4KHD対応の現行業務用機なので、ワークフローさえ確立してしまえば、独立系映像作家として十分やっていけます。
映像界の技術革新のいたちごっこは延々と繰り返すので、フォーマットとしては現行地上波デジタル放送の標準2KHD(2048×1080)に対応していれば大丈夫です。
安易に4K で撮影したところでそれだけデータ量が重くなりますし、編集環境が追い付かなければ意味がないです。

こまごまとした道具の準備をやりつつ、脚本の初稿の完成まで突っ走り続けます。

撮影照明技術と演技術の基礎教本を買ってきました

どうも、同人結社創作信仰鬼姫狂総本部 代表の秋元惟史(作家名義。民富田智明)です。

今日、仕事から帰って仮眠して起きたら、リビングの隅に長い段ボールが置いてありまして、先日アマゾンで注文したばかりの中国製照明機材のレフ板アームのみが、なぜか先走って届いたようです。

まとめて配送を指定したはずなのですが、配送確認メールを見ると、「お客様に少しでも早くお届けするために、一部を先行発送いたしました。これによる配送料の変更はありません」とのこと。
レフ板アームだけ届いても使いようがないので、ちょっと意味が分からない心遣いですね。
だったら、まとめて全部届けてという。
残りは、明日届くそうです。

で、照明機材も届くことだし、それを使いこなすための知識習得のために、新宿紀伊国屋まで行って撮影照明技術の基礎教本と、脚本の意図を役者さんに伝えるための助けとして俳優演技術の基礎教本を買ってきました。

「映像カメラマンのための構図完全マスター」玄光社

「映像ライティング」玄光社

「俳優の演技術 映画監督が教える脚本の読み方・演技の作り方」池松壮亮 FILM ART社

あくまでも基礎教本なので、これを読み込んだからといって一朝一夕で達人級の演出力がつくわけではありません。
実際に、あの手この手で試してみないことには理解できないことも多いです。

撮影技術はカメラをいじるのが大事ですし、照明技術はライトをいじるのが大事ですし、演技術は声を出して動き回るのが大事です。

そして、劇映画である以上、その本質は演劇です。
演劇を撮影するわけですから、劇映画の演出家は、演劇を理解するのは必須です。
「僕は容姿や声に自信ないし、演出なので裏方に徹します」などと言っていては、身をもって演技を理解することはできません。
出る側に抵抗のある人ってかなり多いですけど、美男美女じゃないといけないと思い込んでいるんでしょう。
役者に演技指導をするならば、演出家だって身振り手振りで伝えられる方がいいので、芝居心は必要です。
物語や演技に興味のない人が劇映画を演出するというのは、本末転倒なことなのです。
従って、演出家も最低限の演技経験は重要と考えています。

よく、自主映画で監督が役者として出演するのを「自己顕示欲求の塊」と批判する人もいるのですが、演劇である以上、監督が端役でもいいから出演してみたいと思うのも当然だし、出演する側の立場を理解するためにあえてやっているという合理的意図もあると思います。

私の場合、プロ俳優を目指して俳優養成所に入所した経験はありませんが、劇そのものは好きで、それこそ小学時代から高校時代まで、劇をやるとなると何らかの役をもらっていたりと、出る側に興味はありました。
映像学科時代の課題でも、何本かは自分も出演しています。
心理学科時代も、人形劇団の一員としてちょっとした役をやっています。
今でも役者に憧れがありますが、まあ、あまりに映像映えのしない容姿と声の持ち主だったので、あえて養成所に通ってまで職業俳優を目指す気はありません。
ただ、芝居心自体を捨てた覚えはないので、映像演技そのものはやってみたいことのひとつです。

 

劇映画制作の主要な役割を実践で理解して初めて「演出家」と言えるのであって、ディレクターズチェアにふんぞり返っていればスタッフやキャストが勝手に動いてくれるなどということはありません。
だから、何でも自分でやらないと進まないインディペンデント映画こそ、本質的かつ全体的に映画を学ぶことができる合理的な取り組みなのです。

全身を駆使して映像を生み出す、それが本当の映像作家なのだと、私は考えています。