小売商標の取得一歩手前までこぎつけました

どうも、同人結社創作信仰鬼姫狂総本部 代表の秋元惟史(作家名義・民富田智明)です。

随分前に特許庁に申請を出し、一度拒絶されて意見書を出した後、要旨の変更の必要があったので白紙から再出願し、審査待ちしていた創作物販売所の小売商標について、散々待った結果、また拒絶査定になりました。

ただ、申請書の指定商品指定役務の書き方が悪かっただけのようで、補正書で「印刷物及び文房具類の小売又は卸売において行われる顧客に対する便益の提供」を、「印刷物及び文房具類の小売又は卸売の業務において行われる顧客に対する便益の提供」に書き換えれば、受理してもらえるそうです。
「業務」の二文字が抜けただけで拒絶という、なんという形式主義。

作者自身が主導権を握れる会員制キャラクタービジネスを目指す以上、作者自身が所有する直営ネットショップの確立というのはどうしても必要な仕組みだったので、キャラクタービジネスで扱われる広範な小売商標の獲得は何が何でも実現したかったことです。

小売商標の審査は厳しいそうなので、最初に拒絶査定を出されたときは、意見書の作成に悩みましたが、「今は資金などの色々な事情で構想段階の作品が多いですが、将来的には順次実現していく計画があります。だから必要なんです!」とごり押ししたところ、意見書が通ったので、本当によかったです。

特許庁の審査官は書面上で審査しているだけなので、申請者の意図や想いまではわかりません。
小売商標の拒絶の理由は、法律上の問題ではなくて、「本当にそんなにたくさんの指定商品がいるの?」という疑問点が多いそうです。
だから、将来の展望を踏まえて創始者の想いを率直に論理的に書けば、説得できるのではないかと考えました。

お金はないですけど、キャラクターグッズはあの手この手で順次やっていきますから。

それが、何年後に実現するかはわかりません。

しかし、「計画はあるんです! 予算がないだけです!」と言い張ってしまって居直るのは、お役人こそ公共事業でしょっちゅうやる方法ですよね。
計画はあるのだといって構想を発表していれば、実現段階になっていなくても水面下では企画が動いているという体裁になりますから、「三年以上商標を使用していない状況が続いていれば不使用商標として商標権を抹消する」というリスクを回避することができるのではないかと考えています。

商標登録は早い者勝ちですし、何年かかってもやりたいから10年越しの独占権を取得したいわけで。

商標権とウェブサイト運営の維持費でおよそ月15,000円ですから、それで著作権、商標権、独自ドメインで鉄壁の独占市場を作れるのですから、10年計画で考えれば安い買い物ですよ。

今日中に補正書を出して小売商標を実現させます。

 

鬼姫狂総本部は、日本史上初にして唯一の「鬼の姫に狂う」ことに特化したキャラクターブランドです。
弱小クリエイターが天下を狙うには、いまだ誰も真剣に向き合っていなかったような狭い分野で一番になるしかありません。
「妖怪」好きが妖怪バトル物を創作するとき、色々な妖怪を一気に扱おうとしてしまいますが、それだとよくある妖怪バトル物にしかならないのです。
妖怪伝承は色々あるけれど、私は「鬼の姫」に専門特化させていこうと心に決めたのです。

「ゲゲゲの鬼太郎」「地獄先生ぬ~べ~」「ぬらりひょんの孫」「妖界ナビ・ルナ」「妖怪ウォッチ」と、妖怪をテーマにした先行作品は多くありますが、そこからずらさないと勝負にならないわけです。

そして、誰も手をつけないうちに、題名「鬼神童女遊侠伝」屋号「鬼姫狂総本部」キャラクター名「花吹雪のお凜/花吹雪凜凜志乃鬼姫神」で独占権を取っておこうと、学生時代から知的財産権について勉強していました。
学生時代に国家資格(名称独占資格)の知的財産管理技能検定2級も取得していますので、机上の勉強+資格+実践経験で、そこに関しては強みなのではないかと思っています。

社交性で難がある分、主体的な単独行動による一点突破力で補うしかないと割り切っています。

餅は餅屋です。
私は鬼姫屋ですから、鬼姫屋として一番になれればそれでいいのです。

実写映画のナレーション役が決まりました

どうも、同人結社創作信仰鬼姫狂総本部 代表の秋元惟史(作家名義・民富田智明)です。

実写映画「鬼神童女遊侠伝/まさかり担いだ熊男」(仮)の企画が進行中です。

まだまだ出演者のつてがまったくないのですが、ネット経由で発注から納入まで完結できる「声」のみの出演はあてがあるので、冒頭で「武州鬼姫信仰」について伝承を語るナレーション役の交渉から始めました。

ナレーション役として、19歳からネットで交流があり、謎の自主制作映画「ジャッカル」に感化されて撮った自主制作映画「月光戦士シルバームーン」の主演にして、鳥取の創作活動家兼演者、タニヤマ・キネマ代表の谷山龍さんにお願いしたところ、即了承を得られましたので、ナレーション役は確定しました。
お互いに学生時代から縁のある無名の表現者同士なので、好感は抱いていたのですが、鳥取在住でなかなか直接会えないというのもあり、今回はネット経由での参加となります。

次は、主題歌のボーカル役の手配をします。
過去の映像紙芝居では主題歌にボーカロイドを使っていたのですが、今回は新しい試みとして歌手による肉声を使いたいと思っていまして、童謡唱歌調から演歌調にアレンジして、ド演歌として歌い上げてもらえる女性歌い手さんを確保します。
映像紙芝居版で、主役のお凜様をやっていただいたネット声優のAKIRAさんが、どうやら歌い手さんとしても活動しているみたいなので、お願いしてみようと思います。

他の、実際に画面に出る役者さんは、映像制作者と役者のマッチングサイト「シネマプランナーズオンライン」経由で告知するのが確実なのかなと考えています。

 

10年以上前の映像学科時代では考えられないほど、ネット経由で人を集めて実際に会うというマッチングサイトが一般的になってきているので、便利な時代になったなと思います。
そうそう都合よく映像制作の仲間など身近にいないので、撮りたい人と出たい人のマッチングサイトは必然的なものでしょう。
マッチングサイトがなかった時代は、基本的に身近に役者のつてがなければ、そのまま諦めるしかなかったのです。
私は、開き直って映像紙芝居をほぼ一人で完成させましたが、ネット声優さんがいなければ、これすらも実現できなかったでしょう。
ネットの恩恵なしではありえなかったのです。

 

ちなみに、自主制作の世界では、映画もアニメもゲームも、圧倒的大多数は企画倒れでお蔵入りする運命にあるといわれています。
長期化によって発案者のモチベーションが切れたり、分不相応にメンバーを抱えてさばききれなかったり、権利関係でもめてケンカ別れしたり、未完成で破綻することが多いのです。
なので、実は、たとえ賞は取れなかったとしても、そもそも完成させて公表に持ち込めた時点で、売れていなくても一万人に一人くらいの位置にはなれているともいわれています。
それくらい、完成すらできなかった挫折者が転がっているのです。

 

院進学して同級生の動向をある程度知っていた友人の言うことには、ほとんどの人がくすぶっているか、諦めてしまっています。

映像学科時代の同級生で、芸大の院に進んだ後でアート映画で評価され、カンヌ映画祭で赤じゅうたんを踏んだような人もいるのですが、そんな人でも、ドイツ人プロデューサーに騙されて企画が立ち消えになり、映画が嫌になってしまったそうです。

同じく立教の院に進んで、自主映画を撮り続けていても、上映の機会がないままくすぶっているのもいたそうです。

やはり、クレイアニメーションの専門学校に進んだものの、何も世に出さないまま、まったく関係のないOLになっている女子もいたそうです。

高校の同級生も、アニメやりたいといっていたのに、アニメーション学科に落ちて写真学科に入り、結局、自分で自主制作アニメをやることもなく卒業し、まったく関係ない仕事で就職していきました。

学生時代からテーマを掘り下げて、なんだかんだでずっと続けて、しかも諦めないのは、かなりの強い気持ちがないとできないことなのでしょう。

私は、「鬼神童女遊侠伝」シリーズ以外に何もやれそうになかったので、一種の諦念もあり、これに人生を捧げるしかなかったからやり続けるしかなかったのですが、かえって、その一点突破の集中がよかったのかもしれません。

 

 

肝心の脚本ですが、今回は、映像学科時代の課題作品から10年近いブランクを経た上での、初めての本格的な映画制作となるので、いきなり60分物や90分物は無謀と判断しており、テンポのいいアクションで見せる30分物(撮影で延びる可能性もありますが)を目指しています。
長編映像紙芝居「生娘を狩る大狸」がだいたい大河ドラマ1本分の47分くらいなので、それが目安です。
「生娘を狩る大狸」の時は、もうプロットの段階で暗礁に乗り上げ、年単位で寝かしたりしたのですが、すでに「鬼神童女遊侠伝」シリーズの基本フォーマットはできたので、そこまで暗礁に乗り上げることもないと思います。

とりあえず、脚本や主題歌のアレンジ、出演交渉はすぐに動ける部分なので、ちまちまとやっていきます。

年末までの活動計画

どうも、同人結社創作信仰鬼姫狂総本部 代表の秋元惟史(作家名義・民富田智明)です。

現在、実写映画「鬼神童女遊侠伝/まさかり担いだ熊男」(仮)の実現に向けて企画を進めつつ、小道具や衣装の設計や材料調達をして、ヒロイン募集、スーツアクター募集の算段をしています。

世間的には低所得とされる手取り収入なので、貯金から制作費として捻出できるお金は、運営のための固定費15,000円とは別に、月に1万円も出せればいいほうで、準備期間はかなり長期化しそうです。

世間的に年収180万円時代、一億総貧乏化時代ともいわれていますので、私だけでなく、経済的に余裕のない若者世代は多いと思います。
責任だけが重く賃金が低い「名ばかり正社員」も多いと言われていますし、金銭的余裕がなさ過ぎて実家から出れない実家暮らしも多いようなので、「実家暮らし」=「自立してない甘えた人」とは一概に言えない世相がある気がします。
新卒で就職した人が高収入かといえばそうでもなくて、少なくとも私の同級生などの状況をうかがい知るところには、就職してすぐにリストラされたり、就職してすぐに会社が潰れたり、就職してすぐに職場いじめに遭って心身を病んで休職してそのまま退職して転職を重ねたり、とんとん拍子にいっている人はいなさそうです。
大学院で博士まで行った映像学科時代の唯一の友人は、文系博士満期退学であることで就職で冷遇されて、「博士様ねえ……退学したんでしょ」(文系博士は簡単に学位は取れず、教授ですら満期退学が普通)とあしらわれまくり、色々と資格の勉強をしてもなかなか定職に就けず、最近聞いたところには派遣切りされてしまったそうです。
直接付き合いが残っているのは函館出身在住の映像学科時代の友人だけですが、なかなか大変そうです。

そう考えれば、一応正社員扱いで、地道にでも貯金できているだけで御の字です。
真の本業のキャラクタービジネスでは無収入が続いて売れていませんので、それに比べれば安定して月給が入る時点で、主観的には高収入です。
起業家としては年収0円(むしろ累積マイナス200万円以上)で、労働者としては勤続3年の平均年収260万円(勤続3年半なので、なんだかんだで総額1500万円くらいの売上高を作っているはずです)ですから、今の仕事の収入そのものには不満なんてないのですよ。

とはいえ、実家にいれば確実に貯金はできますが、年収そのものが高くなければ、余剰資金だって限界はあります。
自分の将来への投資とはいえ、収入全部を使えるわけではないので、どうしたって財布のひもは固くなります。

世を忍ぶ仮の職業の方の収入ですべての制作費をまかなうのは難しいし、「聖地巡礼のための観光資源として田舎に鬼の国を作る」という野心を叶えるには、鬼姫狂総本部としての収入を増やす努力なしにはどうにもならないので、金策のためになんとかして会員勧誘の力を養わなければいけません。

そういうわけで、年末までは、鬼姫狂総本部の収益化を目指し、自力での会員勧誘強化期間とします。
それに並行して、映画制作のための出演者の獲得や、脚本執筆に時間を割いていこうと思います。

 

超有名な大手だと、何もしなくても勝手に人が集まってくるんでしょうけど、鬼姫狂総本部のような、趣味なのか仕事なのかわからないレベルでくすぶっている無名ブランドだと、有料会員の新規勧誘や作品の販売、公式企画のための人材登用に頭を抱え続けます。
そもそも知られていないので、誰も来ないのが標準なので。
365日、ずっと閑古鳥が鳴き続けるのです。
知名度もゼロ、売上もゼロ、人脈もゼロ、宣伝力もゼロ、まさに「永遠のゼロ」です。

こんな状況をたった一人で何年も何年も経験しますと、興味を持って来てくれた人に対して、ものすごく腰が低くなりますよ。
来てくれただけでもありがたい存在ですから、大切にしようと思います。

自腹で資本を出している創業者でもなんでもないのに、管理職や先輩というだけで、立場が下の人に対して「あいつはのろまだ、気が利かない、使えない」と、上から目線で文句を言って嫌がらせのような仕打ちをする人は色々と思い違いをしています。
一度、会社の外で、たった一人で自分の名前だけで起業して、「永遠のゼロ」状態を経験した方がいいと思います。
(気質的にそもそも粗暴な人は別として)絶対に下の立場の人に偉そうな態度を取れなくなりますから。

職務上必要な指摘を正当かつ論理的にされるならともかく(それすら指摘されるのを避けるのはさすがにただの甘え)、理不尽に罵倒するのは指導でもなんでもないし、性格が気に入らないからといってあからさまな悪口を言ったり陰口するのは気持ち悪いし、そういう振る舞いをすればするほど、相手からも警戒される結果となります。

上の立場の人が人間として敬意を持てる相手かどうかって、下の立場の人はかなり見ていますからね。
親でも、学校の先生でも、部活でも、仕事でも全部同じだと思います。

私が内向型だからかわからないですけど、そうそう簡単に他人に心を開けないので、対人場面でどうしてもぎこちなくなってしまいます。

だからこそ、借り物の肩書きによる権威ではなく、自分自身の等身大の実力による成果の獲得こそが確固たる信用につながるのだと考えているわけですが、なかなか実現できていません。

 

他人に対する押し出しの強さが欠けていることに自覚があるので、鬼姫狂総本部を軌道に乗せるには、そこを補強する必要があります。
でも、実績欲しさで興味のない人に押し売りをしたら悪徳業者になってしまいますし、それは避けなければいけないので、悩むところではあります。

社交的でなかったり、要領が悪かったり、周囲を巻き込まずに一人で抱えようとしたり、常識とされることに疑問を抱いたりと、会社員や労働者としては使えないダメな人の印象を持たれがちな性格だと思いますが、起業家といわれる人の中にはそういう人がかなり多いとされています。

そう考えると、起業家というのは、なるべくしてなった人が多いのではないでしょうか。

たった一人で始めたことなので、時間もかかるし、乗り越えるべき壁があまりにもたくさんそびえていますが、社会的自立を成し遂げるために、淡々とこなしていきます。

私は、自分に自信なんてまったく持てていませんが、キャラクターの魅力は信じ抜いています。
欠点だらけの私のことなんて好きにならなくていいので、キャラクターのことを好きになってもらえればそれでいいのです。
お凜様、牙吉さん、飛丸さんをはじめとして、その他悪役、脇役キャラクターを好きになってほしいだけなのです。