沖縄で首里城攻めしてきた

どうも、同人結社創作信仰鬼姫狂総本部 代表の秋元惟史(作家名義・民富田智明)です。

休日を使って、見聞を広げるために沖縄に行ってきました。
弾丸旅行なのであれこれと欲は出せないので、「首里城に行く」「特産の珍しいものを食べる」の二つがテーマでした。

仕事明けの早朝5時24分狭山市発の電車に乗って羽田空港に向かい、8時15分発のスカイマークで那覇空港に飛び立ちました。

個人旅行で飛行機に乗ったのは、これで人生三度目です。

一度目は、映像学科時代、北海道東海大に入学した中高時代の友人の誘いで北海道旅行に参加したとき。
二度目は、心理学科時代、福岡空港を起点として一人で九州一周旅行をしたとき。
そして、今回が三度目です。

空港での搭乗手続きにまだ慣れていないため、リュックの中の筆記用具にカッターナイフが入っていて手荷物検査で引っかかって手こずったりしましたが、自分でもカッターが入っているのを把握していなかったので呼び止められたときは焦りましたね。
まあ、刃物といっても文房具なので、筆記用具だけ手荷物として預ければよくて、凶器とみなされて閉め出されることはありませんでした。

飛行機が離陸して機体がガタガタ揺れ出し、落ちるんじゃないかと心配するのですが、落ちることもなく那覇空港に向かいました。
あの離陸して上昇していくときの揺れ、どうにかなりませんかね、すごく不安をあおるのですが。
上空からの景観を期待して窓際席を取ったのですが、沖縄航路は日本列島から逸れているのか、雲と海面しか見えませんでした。
福岡空港行きの景観は瀬戸内海がきれいに見えたんですけど、那覇空港行きは島ひとつない太平洋なのであまり面白さもなく、すぐさま仮眠しました。

那覇空港に到着して、まずは展望ラウンジに行って空港の様子を撮影。
その後、そそくさとモノレール駅に向かい、一直線で首里城を目指しました。

那覇空港の様子

不発弾の機内持ち込みの禁止を呼びかけるポスター。
こんなの沖縄でしか見られません。

モノレール那覇空港駅の様子

空港から首里までモノレールで30分ちょっとで行けます。
首里が終点で、現在唯一の鉄道ということです。
延伸計画はあるようなので、将来的には沖縄本島を縦断できるようになるのでしょうかね。

モノレール首里駅の様子

不発弾処理に伴う運行休止のお知らせ。
こんなの沖縄でしかありえません。

さっそく、首里駅から歩いて首里城攻めの行軍を開始しました。

入城路の石垣が始まりました。

謎の祠。

ハブ注意。
これぞ沖縄。

石垣沿いを歩いていきます。
那覇市内を一望できます。

城門が見えてきました。
この門は出口なので、入り口側に回ります。


表門

門を守るようにシーサーが立ってます。

あいにくと曇り空。

城門をくぐり抜けて、復元された正殿に踏み込みます。


鐘楼

日時計


琉球舞踊の上演をしていました。

正殿内の御庭
ガイドブックにも載っている首里城で一番有名な場所ですね。
直後、修学旅行生がごった返しまして、我が物顔で占拠しだしたので、一般客の私はそそくさと内部見学に移行しました。

正殿内部

王冠と王の間

 

奥書院・庭園

正殿見学を終えると売店があったので、「新訂ジュニア版 琉球・沖縄史」という本を見つけて衝動買いしました。
中学生以上向けに書かれた教科書という体裁なのですが、本土ではお目にかかれないマニアックな内容なので、フルカラー写真イラスト満載なのもあり、十分に読みごたえがあります。
沖縄って、明治までは琉球王国という外国だったわけで、本土の公教育を受けているだけだと表面的なこと以外は何もわからなかったりするもんです。
高校日本史でも、琉球史について中身薄いですし。
なので、これはいい買い物でした。

正殿を出たら、まだ見ていない方面の石垣を見ていきます。

途中、ヘリが横切ったのを見つけたので激写。
自衛隊かな?

石垣を見た後、レストハウスに入ってお昼ごはん。
沖縄そばとシークワーサージュースです。

レストハウスには中国人団体客がごった返していて、座席を勝手に移動させるわ、汁が一杯こぼれていてべとついているわ、ごみなどをまき散らすわで、一般客の迷惑など知ったこっちゃない感じでしたね。


定番の顔出しパネル

シーサーの頭の展示

休憩後、王族の霊廟と池に向かいました。

園比屋武御嶽石門

王族の菩提寺、円覚寺跡

日本軍地下壕跡

龍潭

変な鳥がたくさんいました。
全然逃げません。

沖縄県師範学校跡

王族の陵墓・玉陵

首里城攻めを終え、駅への帰り道にシーサーの乗った公文を発見。
どこにでもシーサーがいるのが沖縄ですね。

夕方近くなったので、首里駅からホテルの最寄である旭橋駅に直行し、ホテルに向かいました。

旭橋駅の様子

メインストリート

謎の学園祭ポスターを発見。
漫画絵描きなので、こういうの、ついつい見入ってしまいます。

宿泊先のホテル、実際に行ってみたらかなり立派でした。

沖縄は本土よりも日が長いのか、5時過ぎても明るかったので、裏手にある海岸を散策してみました。

対岸が那覇空港でした。

沖縄といえば海という印象ですが、今回は時間の都合で首里城攻めしかできなかったので、海遊びはおあずけです。
まあ、冬ですし。

ホテルは海沿いですけど、埠頭であって砂浜ではないので、突如現れた水着美少女との運命的な出会いなどというラノベのような展開はありません。

水着美少女はいませんが、その代わり、海岸線で果し合いをしている野良猫たちと遭遇しました。

猫の目が光ってます。
木の上に別の猫がいて、にらみ合ってます。

さらに、第三勢力の出現。

「仁義なき猫たち/沖縄死闘編」と題します。

ホテルで風呂に入り、夕食の沖縄料理膳を楽しんだ後、居酒屋に繰り出して、ネットで調べておいた最寄り駅に近い「めんそーれ」という店で「ウミヘビのスープ」を食べてきました。

うろこ模様が蛇ですね。
味はすっぽんのスープのように、あっさりとした上品な感じ。
琉球王朝が客をもてなすために提供したという薬膳料理だそうです。
2,500円
高いですが、沖縄でしか食べられないので、ここは経験料です。

本当は、ネットで調べていた100グラム1000円というヤシガニも食べたかったのですが、500グラムが注文の最小単位とのことで、予算オーバーな上に夕食後で食べきれません。
なので、諦めました。

翌日、朝食バイキングを済ませた後、そのままモノレールに乗って沖縄屈指の繁華街「国際通り」に向かいました。
戦後、真っ先に復興を成し遂げた通りだそうです。
つまり、元闇市ってことですね。
実際、裏通りはごちゃごちゃしていました。

町のシンボルという巨大シーサー

観光案内所の入居するビルに、謎のご当地萌えキャラが大画面で踊っていました。
誰も見ていないのが悲しい。

那覇市第一牧志公設市場

沖縄の名産がたくさん手に入るお土産の名所です。
周りはごちゃごちゃした狭いアーケード商店街で、いかにも戦後の闇市から発展した空気が残っています。

この市場で、沖縄でしか手に入らないであろう「豚の顔の皮の燻製」と「南洋の青い魚」を買い、宅急便で自宅に発送する手配をしました。

ちなみに、昨日冷凍便で届いた青い魚「イラブチャー」です。

市場では、まず本土では売ってないような、見たこともない巨大な貝とか、海老とか、蟹がごちゃごちゃ置いてありました。
その中に、虫かごの中にドンと鎮座している「ヤシガニ」がいました。
値段すら書いていないのですが、宅急便で送れるかどうか尋ねたところ、「危険物になるから無理」とのこと。
ズワイやタラバなら普通に送れるのに、ヤシガニはダメなんですね。
一般的なカニとは違う陸上甲殻類だから食品扱いされないのかね。
せっかく沖縄に来たのに、がっかりでした。

市場を出て、那覇空港に向かい、ローカルハンバーガーショップ「A&W」でお昼ご飯を食べて、お土産を物色し、帰路につきました。

ローカルハンバーガーショップ
そこまで美味しいというわけでもなく、まあ、当たり前なハンバーガーでした。

今回、念願の首里城攻めを果たして有意義な沖縄旅行となりましたが、弾丸旅行のために、海や、郊外の城址巡りや、ひめゆりの塔などの戦跡巡りはできませんでした。

市場のおばちゃんに「沖縄きて海行ってないの~?」と突っ込まれたくらいなので、大多数の沖縄旅行者の目的は海なのでしょう。
私は史跡巡りがいつもの旅行の中心で、首里さえ行ければ満足だったのですが、やはり南国といえばきれいな海を見たいのも当然なので、片手落ちではあるかもしれません。

これで、沖縄への行き方は覚えたので、またの機会があれば、沖縄本島一周などをしてみたいものです。

余談ですが、モノレール駅の壁面広告で、琉球を舞台にした時代物の少女漫画「琉球のユウナ」というものがプッシュされていました。

まあ、典型的なイケメン王子に見初められた少女のラブロマンスという作品なのですが、お試しを読んだらヒロインがものすごく好みでかわいかったので、購入しようと思ってます。


「暁のヨナ」といい、白泉社系は時代物が需要あるのでしょうかね。

この手の歴史ロマンあふれる作品なら、甘い恋愛物でも好きです。

私の「鬼神童女遊侠伝」も、うまくやれば女性受け狙えそうな気がするんですけどねえ。

武術研究用の居合刀と実写合成用背景幕を注文しました

どうも、同人結社創作信仰鬼姫狂総本部 代表の秋元惟史(作家名義・民富田智明)です。

筋肉増量と脂肪減少を目的としたダイエットを決断し、ホームトレーニングが習慣化してきた感じです。

さて、ホームトレーニングの一環として、「鬼神童女遊侠伝」シリーズで使われる創作武術「鬼姫流武術」の確立のために、剣術を中心とした武器術と体術の基本動作を総合的に研究し、反復練習しています。

基本的に、武器術の研究は大小の木刀を使っているのですが、抜刀術に関しては、実際に鞘から刀身を抜く動作を研究する必要がありますので、木刀だとやりにくいです。

そこで、いっそのこと居合刀を一振り買ってしまおうと思い、入門練習用の最安の居合刀を注文しました。
刀袋付きで13,300円です。
観賞用の模造刀ではなく、しっかりと振れる居合刀としてはかなり安いです。

自分の好みの刀が作れる「オーダーメイド居合刀」にはすぐに手が出ないので、今は安物の練習刀で満足します。

今回、居合刀を買い付けることに決めたのは、殺陣の抜刀術の研究のためというのが大きな理由ですが、時代劇が好きなだけあって自分の居合刀を持つことに憧れがあったのと、映画撮影用の竹光を作る際の見本として参照できるからというのがあります。

寸法を測ったり、柄巻や下緒の巻き方を確認するには、ネット上の画像を見るよりも実際に居合刀を手に持って見た方がわかりやすいので、最低でも一振りの刀は必要なのです。

あと、実写合成用に中国製のグリーンバック背景のセットを注文しました。
6,899円です。


1.8m×2.8mの室内用の小さなものとはいえ、合成に使う背景幕があれば、色々な特殊効果を試せますので、手持ちのアフターエフェクトが真価を発揮します。
かつてはハリウッドのスタジオでないとできなかったような技術が、個人が自宅の一室で安価で試せるようになったなんて、いい時代ですね。
まあ、だからこそ、特撮そのものを売りにするのはもうダサいやり方で、特撮を使って何を表現するのかという演出力が問われるのだと思います。

 

8月に実写映画を実現させると誓願を立て、業務用ビデオカメラなど撮影機材を調達し、殺陣の研究用に木刀や棒を調達し、小道具の銃や、小道具衣装制作の道具や材料を調達し、知識習得のための教本を買い集め、相当な金額を先行投資することになりました。

しかし、今回の練習用居合刀と合成用背景幕セットの購入によって、映画制作のための最低限の下準備が終わります。
あくまでも、最低限ですが。

ここまで買い込んできた備品は、金額こそ大きくなりましたが、一度買ってしまえば壊れない限り長く使えるものです。
撮影機材も、武道具も、銃も、工作裁縫道具も。
お金は減りますが、備えになるわけで、私の部屋が着実に個人資本の独立系映画スタジオと化していったことになるのです。

ここまできたら、あとは撮影に使う仮面(牙吉面、飛丸面、妖賊面)と衣装の制作をどうするかと、役者をどうするかだけです。

必要な備品はほとんどそろったので、あとは、ひたすら貯金です。