どうも、同人結社創作信仰鬼姫狂総本部(通称・鬼姫狂)代表の秋元惟史(作家名義・民富田智明)です。
実写映画「鬼神童女遊侠伝/まさかり担いだ熊男」(仮)の小道具に使う刀剣の制作が進んでいます。
昨日、川越のユザワヤに行って、刀の柄巻と下げ緒に代用できそうな汎用品の紐を探して購入し、また、地元の狭山市内にあるケイオーデイツーに行って、木材の削り込みに使える電動工具のディスクグラインダーを購入しました。
調達した紐は以下のものです。
平たい紐のうち、赤がお凜様用、青が牙吉さん飛丸さん用、紫が妖賊用です。
他の紐は下げ緒用です。
イメージではもっと濃い青や紫だったのですが、都合のいい色がなかったので、その辺は妥協です。
で、今日、午前中のうちにディスクグラインダーで刀身の仕上げ削りをし、鍔の切り出しと削り込みをやりました。
前回までの刀身の粗削りでは、小学校の図工の延長線で、延々と金やすりを使って削り込みをやっていたのですが、作業効率が悪い上に手首への負担が大きかったので、その経験から、木材の削り込みに使える電動工具はないものかと思いました。
それで、ネットであれこれ調べていたら、どうもディスクグラインダーという電動工具が削り込みに使えるとわかったので、近所のホームセンターで探してみたのです。
すると、6000円の最安値のものが見つかったので、カード決済で即効購入しました。
そのディスクグラインダーで刀身と鞘の仕上げ削りをしたら、作業がはかどりすぎて、数日の苦労は何だったのかと思いました。
私は小学時代の図工の頃から工作よりも絵の方が好きでしたから、工作には慣れていないし、工具にも詳しくないのです。
習うよりも慣れろの発想で、実際に公式作品を進める中で、自分であれこれ試行錯誤しています。
で、刀の鍔を丸く整えるのに、このディスクグラインダーが便利すぎました。
直系7センチに合わせて切り落とした木の板を6枚分重ねて作業台に挟み込んで固定し、ディスクグラインダーでまとめて角取りをしてみたところ、ものの5分で丸くできてしまいました。
熟練者ではないので正円には程遠いですが、あくまでも映画の小道具として作っている刀の鍔である以上、カメラ越しにそれっぽく見えれば問題ないので、切り出しはこれでよしとします。
以下が丸く切り出した鍔の部品です。
後日、意匠彫りをして着色し、刀身に組み込みます。
鍔の切り出しを終えた後、飯能の芦苅場にあるビバホームに行き、小道具に使うお凜様専用の朱塗りの薙刀と熊男の鉄斧を作るための木材と、塗装に使う工作用絵具と刷毛を調達しました。
写真の木材のうち、棒状のものが薙刀と鉄斧の柄、板状のものが薙刀と鉄斧の刃先になります。
あと、薙刀のねじ込み式の柄の接続に使う8㎜のボルトとナットを買いました。
柄の接続部に穴を空けてボルトとナットを接着して仕込めば、ねじ込み式の柄が作れます。
長柄武器は室内や車内での取り回しが不便なので、短い柄2本をねじ込み式で組み立てて長柄とする方法が最適と考えました。
絵具については、高校時代の美術で使っていた絵具セットが残っているので、それで間に合うかと思ったのですが、あいにくと使いたい色に限って品切れだったので、買うしかなかったです。
薙刀用の赤、鉄斧の柄用の茶、刀の鞘用の紺、刀の柄用の白です。
木材と絵の具で、合計4,779円。
絵具代が結構かかりました。
で、買ってきた刷毛と絵具を使って、さっそく刀の鞘塗りをやってみました。
人形劇団時代から久しぶりの絵具作業であり、また、木材を塗り込むというのが小学校の図工以来ということもあり、なかなか濃度の勘がつかめず、極端に薄くなった箇所もあって、塗りむらが目立ってしまいました。
しかも、下に敷いた新聞紙が一部貼り付いてしまったので、後日、目に余る部分は新聞紙の破片ごと重ね塗りをしてごまかそうと思います。
世界観の設定上、鬼姫山三神と妖賊の「手作り」による密造刀なので、武器として使えれば造形の粗があったっていいのです。
さて、ディスクグラインダーの6,000円と合わせて、今回の木材と塗料の購入で1万円近い出費となりましたが、これで穴空け用のドリルを調達すれば、小道具の準備はほぼ整います。
あとは、衣装代と、役者の稽古道具代と、出演料です。
まったく知名度のないご当地映画の第1弾なので、役者の募集に関して説得力を持たせるためにも、あらかじめ備品を買いそろえたり、小道具を作り始めたりして、実現可能性と本気度を証明するしかありません。
世界観共有型の会員制創作活動団体の代表者を名乗る以上、一番ハードルの高い「映像作品」に挑戦し続けるのが主導権につながるのではないかと考えています。
寝かせている絵本や、18歳以上向け脱衣丁半博奕ゲーム制作もありますが、小道具や衣装の制作で一段落つくまでは、映画制作に集中していきます。
あとは、悩みどころとしては、会員制創作活動団体として体をなすために、いかに創作師兼伝道師を勧誘するかですね。
漫画家志望など、売れない無名クリエイターの受け皿を作りたいというのが基本理念なので、「少年漫画や少女漫画を目指しているけどまったく芽が出ずに埋もれている人」が想定される勧誘先です。
すでに売れている人はどうでもいいのです。
売れていない人の活躍の場を確立するのが鬼姫狂の使命なのです。