どうも、同人結社創作信仰鬼姫狂総本部(通称・鬼姫狂)代表の秋元惟史(作家名義・民富田智明)です。
実写映画「鬼神童女遊侠伝/まさかり担いだ熊男」(仮)の小道具制作が進んでいます。
今回は、お凜様専用薙刀のニス塗りと間接部及び刀身装着部のボルト穴開け、打刀の下緒締め付けと刀身の銀貼りをやりました。
ボルト穴開けと下げ緒締め付けは難なくやれましたが、刀身の銀貼りが大失敗でした。
刀身の2本分、そのままアルミテープを貼り込んで鞘に突っ込んでみたら、アルミテープの厚みのせいで、刀身が鞘の中で詰まってしまい、ものすごく力を込めないと抜けなくなってしまいました。
これはいかんと思い、アルミテープ貼りを断念して、急きょホームセンターで銀色の工作用塗料を買ってきたのですが、塗ってみたら木材に色がうまく乗らず、まったく刃物の質感が出ませんでした。
塗料で銀色に塗る方法がだめだったので、結局、一番手間のかかる方法で、木材の削り込みをやることに。
12時半くらいから庭に出て、途中1時間くらい昼食をはさみつつ、ディスクグラインダーで延々と刀身が薄くなるまで削り込みをし、まき散らされたおがくずの掃除を含めて、4時半くらいまでかかってしまいました。
ちょっと気持ち心細くなるほどに削ったので、銀貼りをして鞘に詰まるようなことはないと思いますが、今度は強度の面で不安ですね。
まあ、実際の撮影で強い受け太刀をしないような殺陣を工夫すればいいのですが。
頭の中のアイディアを具現化してみたら思ったようにいかないなんてことはざらにありますので、初めての本格的実写映画なんて、とんとん拍子でうまくいく方がおかしいのです。
最終的に、映画として面白いものになるのならば、小道具での失敗なんて大したことではありません。
キャラクタービジネスは趣味性の強い分野なので、好みの問題はあるにせよ、「鬼神童女遊侠伝」シリーズは「ファンタジー、ロリコン、アクション」の3属性に注力したコンテンツとして確固たる信念があるので、多少の粗なんてぶっ飛ばすほどのエネルギーが満ちていると自負しています。
「ファンタジー、ロリコン、アクション」に興味のない人からすれば何の価値もない人生の無駄遣いのように思えるかもしれませんが、私と似たような感性の人だって、この世には少なからずいるはずなのですから、その人たちのために、私はこの実写映画化に挑戦し続けます。
まだまだ潜伏期間が続きますが、「武州鬼姫信仰」の世界観は、100年先でも通用する普遍性の高い魅力を込めていきたいですね。
次回は、打刀、薙刀、鉄斧の銀貼りと、薙刀のボルト・ナット埋め、打刀の柄巻をやっていく予定です。