どうも、同人結社創作信仰鬼姫狂総本部 代表の秋元惟史(作家名義・民富田智明)です。
落ちこぼれから始める外国語シリーズ 中国語編の第3回は、形容詞述語文をやります。
形容詞述語文は、形容詞を述語に置くSVC型の文です。
名詞述語文の「是shi」構文とほとんど同じですが、形容詞述語文では「是shi」は使いません。
主語の後にすぐ形容詞を置きます。
【肯定文】
形容詞述語文を作る場合、通常は形容詞の前に程度を表す副詞を置きます。
特別に程度を表す副詞を入れる必要がなくても、形式上は、ダミーとしての副詞「很hen」(とても~)を入れます。
ダミーの「很hen」の場合は、訳す必要はありません。
ダミーの「很hen」がつかない場合、対比のニュアンスが出て、そのままでは文が終われません。
这个咖啡很热。 Zhege kafei hen re. このコーヒーは熱い。
这个红茶太冷。 Zhege honcha tai leng. この紅茶はとても冷たい。
这个红茶冷,……(那个咖啡很热。) zhege honcha leng, …… (nage kafei hen re.)
この紅茶は冷たいが、……(あのコーヒーは熱い。)
【否定文】
形容詞述語文を否定する場合、形容詞に「不bu」をつけます。
这个咖啡不热。 Zhege kafei bu re. このコーヒーは熱くない。
这个红茶不太冷。 Zhege honcha butai leng. この紅茶はあまり冷たくない。
【yesno疑問文】
形容詞述語文をyesno疑問文にする場合、文末に「吗ma」をつけます。
这个咖啡很热吗? Zhege kafei hen re ma? このコーヒーは熱いですか?
这个红茶太冷吗? Zhege honcha tai leng ma? この紅茶はとても冷たいですか?
【反復疑問文】
形容詞述語文でも、名詞述語文と同じ要領で反復疑問文が作れます。
ただし、「太 tai」「非常 feichang」など、程度を表す副詞がつく文は反復疑問文にできません。
〇 这个咖啡热不热? Zhege kafei re bure ? このコーヒーは熱いですか?
× 这个红茶太冷不太冷? Zhege honcha tai leng bu tai leng? この紅茶はとても冷たいですか?
→吗疑問文にする。
【名詞にかかる形容詞】
〇一音節の形容詞
一音節の形容詞が名詞にかかる場合、そのまま名詞の前に置きます。
新书 xinshu 新しい本
〇二音節形容詞や形容詞句
二音節の形容詞や形容詞句が名詞にかかる場合、通常は「的de」をつけます。
漂亮的姑娘 piaoliang de guniang 美しい少女
非常旧的书 feichang jiu de shu 非常に古い本
〇「多 duo」と「少 shao」
「多 duo」と「少 shao」が名詞にかかる場合、必ず「很hen」か「不 bu」をつけ、「的 de」をつけないという規則があります。
很多书 hen duo shu 多くの本 不少书 bu shao shu 少なくない本
〇重ね型形容詞
形容詞を重ねることで、事物の状況を生き生きと描写する効果が出ます。
一音節型+的 型
大大的 dadade でっかい 小小的 xiaoxiaode ちっちゃい
二音節 AABB+的 型
清清楚楚的 qingqingchuchu de はっきりとしている
二音節 ABAB+的 型
雪白雪白的 xuebaixuebai de 雪のように真っ白だ
【動詞にかかる形容詞】
二音節の形容詞や形容詞句が動詞にかかる場合、「地 di」をつけることがあります。
大胆地想 dadan di xiang 大胆に考える
非常详细地介绍 feichang xiangxi di jieshao 非常に詳細に紹介する
これで、形容詞述語文と形容詞の用法の基本は制覇しました。
次は、動詞述語文をやります。