絶対に見るべき映画3 「鮮血の美学」

どうも、同人結社創作信仰鬼姫狂総本部 代表の秋元惟史(作家名義・民富田智明)です。

 

絶対に見るべき映画の第3回は、「鮮血の美学」です。

 

「インディ・ジョーンズ」が「聖櫃」「魔宮」ときたので、次は「最後の聖戦」と予想するところ、裏をかいてホラーです。

 

「鮮血の美学」は、ウェス・クレイヴンのデビュー作で、ホラー映画の金字塔です。

中学の時に本屋で買った「新映画宝庫 スプラッターカーニバル 悪夢映画流血編」でこの映画のことを知り、ずっと見たくて仕方がなかったところ、高校時代の2002年にDVDが販売されたので、即購入しました。

この時期、名作ホラー映画のDVD化が多く、真剣にホラー映画を見始めました。

 

この「鮮血の美学」の内容は、簡単に言えば、レイプリベンジです。

 

田舎の若い娘が友人に誘われて都会にやってきたところ、とある4人のグループと出会います。
そのグループは完全なゴミクズのDQNで、娘を森の中で凌辱した上で殺害し、沼に沈めます。

娘を殺害した森とは、実は娘の家のすぐ近所でした。

DQNたちは、何食わぬ顔で娘の家を訪ね、「道に迷った」だか適当な理由で宿を求めます。

娘の父は、最初こそDQNを客として扱いますが、DQNの一人が娘の所持品を持っていたことから疑念を抱きます。

娘の父は、このDQNたちが娘を殺したという事実を知り、復讐を決意します。

娘の両親は、DQNを罠にかけて闇討ちし、娘を殺した以上に残酷な方法で全員殺害します。

保安官が駆けつけて制止しようとしたときには、すでに父がDQNのリーダーをチェーンソーで血祭りにした後でした……。

 

この映画の見どころは、なんといっても、最後のチェーンソーによる殺害です。

映画史上、初めてチェーンソーによる殺害場面を描いた映画として、この映画はかなり重要な位置にあります。

テキサスの世界一チェーンソーが似合う男「レザーフェイス」よりも早く、普通の堅気であるおっさんが、娘の復讐のためにチェーンソーでDQNを血祭りにしたのです。

 

とはいえ、この映画は、かなり低予算の16mm映画であり、また、スプラッター映画ブームよりも前の70年代に公開されたので、チェーンソーによる直接的な惨殺描写はありません。

 

その安っぽさが、かえって全体の陰鬱とした印象につながり、何とも言えない後味の悪さを引き立てています。

 

「鬼神童女遊侠伝/生娘を狩る大狸」は、この「鮮血の美学」からかなりの影響を受けています。

ただ、「鬼神童女遊侠伝」シリーズは、純粋なホラーではなくアクションなので、妖賊が少年少女を襲う場面において、陰鬱で猟奇的な描写は意図的にうすめています。

けれども、本来は、徒党を組んだ無法者が寄ってたかって女子供に危害を加えるというのは、生半可な暴力ではないと思うのです。

世の中、目を覆いたくなるような悲惨な殺人事件って多いですからね。

 

その意味で、「鮮血の美学」は、「鬼神童女遊侠伝」の暗黒面として目指すべき境地であると思っています。

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