絶対に見るべき映画1「レイダース/失われた聖櫃<アーク>」

どうも、同人結社創作信仰鬼姫狂総本部 代表の秋元惟史(作家名義・民富田智明)です。

 

この度、「絶対に見るべき映画」シリーズと題して、私が今まで見てきた映画の中で特に強烈な影響を受けた作品を紹介することにしました。

超有名作品から無名作品まで、ネタが尽きない限りやっていこうと思います。

 

第1回は、「レイダース/失われた聖櫃<アーク>」です。

 

物心がつくかつかないかという時期に見た、私が映画少年になるきっかけとなった偉大な作品です。

 

この映画は、ジョージ・ルーカス制作、スティーブン・スピルバーグ監督、ハリソン・フォード主演の冒険活劇「インディ・ジョーンズ」シリーズの記念すべき第1作です。

考古学者にして冒険家のインディ・ジョーンズが世界各地を飛び回りながら、神秘の遺物を巡ってナチスドイツや秘密結社と戦うという、良くも悪くも考古学というものを誤解させてくれる素晴らしい作品です。

この「レイダース」は、ユダヤ教やキリスト教に由来する聖櫃(アーク)と呼ばれる箱を巡って、ナチスドイツと争奪戦をするお話です。

危機また危機の連続活劇の様式を忠実に再現しており、始めから終わりまで見せ場の連続で、まったく飽きることがありません。

 

この映画の最大の見どころは、地上最強の大学教授の破天荒な活躍にあります。

 

謎の遺跡で宝探しで罠にかかり、死者を出しながら大脱出&遺跡破壊→ヒロインの住むネパールでナチスが急襲、反撃で刺客を皆殺し→エジプトカイロでヒロインが誘拐され、アラブの剣士を無慈悲に一発で射殺→アークが安置されている地下遺跡にて蛇地獄→ドイツ軍基地で機銃掃射大殺戮&マッチョなハゲと格闘→馬に乗ってカーチェイス&飛び乗ってドイツ兵皆殺し→アークから精霊が出現して、インディとヒロイン以外を無差別に溶かし殺す→危なすぎるアークを倉庫に永久封印

 

この見せ場の連続の中で、インディがいかに地上最強の大学教授なのかが語られます。

ほんのりオカルト色の強い考古学談義と遺跡発掘で、インディが知的な研究者であることを説明しますが、あとはアクションシーンとグロシーンばかりとなります。

 

インディは、第一次大戦中にベルギー陸軍で従軍経験があったり、フランス情報局の工作員であったり(TVシリーズ「若き日の大冒険」)、第二次大戦中にCIAの前身となる戦略諜報局の工作員であったり、アメリカ陸軍で大佐の階級になっていたりする(映画「クリスタルスカルの王国」)のですが、大学教授なのに経歴が凄すぎます。

 

こんなに強い考古学者など、現実世界には一人もいないでしょう。

 

銃撃戦、格闘戦、爆発、残酷という、娯楽映画にとって不可欠なすべての要素がこの映画には詰め込まれています。

 

主演のハリソン・フォードは、「レイダース」と「スターウォーズ」で一躍スターに上りつめました。

そんなハリソン・フォードも、もう75歳で、ほとんどおじいちゃんです。

スターとしては過去の人になりつつあり、若い世代には「インディ」といっても通じないことが多く、「インディ」で少年期を過ごした私としては複雑な心境です。

 

私がアラブ・アジア寄りの歴史や宗教や言語に興味が強いのは、間違いなく「インディ」の影響です。

 

何歳になっても、インディは永遠の心の師匠なのです。

【予告編】

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